家路の車窓
2003/04月号
2003/04/02水曜日
「持続するためには・・・」
ことしの3月に僕たちのグループ(工学系です)では,「持続可能」というキーワードで国際シンポジウムを開催しました.ここで,ムズカシイ話をするつもりはありませんし,もっとも難しい話などでは,そもそも,ないのであります.僕は,このシンポジウムの幹事役ではありましたが,日頃「持続するためには」という観点から,自らお話したいことがあって,発表もさせていただきました.
僕は,発表のまずはじめに,自分の子供の写真をスライドに大写しして「私たちの子供たちのために」と謳うのであります,心の底から.僕の子供好きを知っている人は「またか」と思ったでしょう.そう,もう何回も使っている手です.でも,この段階で話すたびに,胃の底の辺りに熱いものを感じます.今回も,またそうでした.
しかし,このシンポジウムでは,何名かの方々が,私たちの子供世代,孫の世代という言葉を発表で使っていました.幼稚園のスライドを示した方もいらっしゃいました.シンポジウムの内容は工学系であるにもかかわらず,子供の写真,幼稚園風景などが出てまいりました.パネルディスカッションでも,「幼稚園での教育の重要性」も議論されました.考えてみると面白いシンポジウムですよね.
こうやって考えてみると,「持続する」ということは,あらゆる分野において,次の世代のために,今の世代が何をすべきかを考えることだと思います.「何を今さら」と言われるかもしれませんが,目先にとらわれて事を進めてしまうこともありますよね.意地になっている場合もあると思います.でも,常に次の世代に対して,どのように影響するかにも心を配ることが大切なのだと思います.一種の「道徳」だと思います.当然のことなのですが,忘れられがちな・・・・・.今,最も気づいてほしい方々がいます.外交で権謀術数を使う独裁者たちや戦争を始めてしまう大統領です.
2003/04/02水曜日
「さよなら僕たちの幼稚園」
長男が無事卒園をいたしました.タイトルは,卒園式の最後にうたった歌です.なかなか良い歌です.こんな感じの歌詞ですね.
たくさんのともだちと♪〜,ここであそんできたね♪〜
ここで♪ころんで,ここで♪ないて,ここで♪けんかをして♪〜
さよなら,ぼくたちのようちえん,ぼくたちのあそんだ,にわ♪〜
このつぎ♪あそびにくるころは,ランドセルのいちねんせい♪〜
ウチの息子は泣きませんでしたが,僕が泣かされましたね.6歳の子供たちに泣かされる大人.まさか幼稚園の卒園式で感動してしまうとは,子供を授かったときに思いもしないことでした.卒園児,特に女の子は感極まって泣いていました.まだ,生を受けてから6年しかたっていないのに,感動する気持ちをしっかりと持っているんですね.また,40歳にもなる大人を泣かせるだけのものを,彼らは既に持っているんですね.人間って凄いですね.