家路の車窓

2005/02月号

2005/02/04金曜日

 

「なごり雪」

僕が人前で歌ったはじめての歌です.元かぐや姫の一員の伊勢正三の作品です.大林宣彦監督がこのタイトルで三浦友和を主演にした映画を作っていましたね.僕の中学生時代では,当時のフォークソングの女王・イルカが歌ってロングセラーとなる楽曲でした.

僕が初めて人前で歌ったのは,中学2年生の1224日か25日,クラスのクリスマス会での余興だったと思います.この会では,催眠術と称してお腹の鳩尾(みぞおち)あたりを押しながら眠らせる芸をやって眠ってしまった人が,なかなか起きなくなってしまったハプニングがあったり,当時不良の象徴だったギターで自作の曲を歌ったり,かなり遠い昔のことなのに鮮明に記憶に残っています.そのクリスマス会の場で,誰かのピアノを伴奏にみんなの前でこの曲を歌いました.当時からとても素敵な歌詞の曲で,胸が締め付けられるような切なさを感じると共に,青春という時期の中での精神的な成長を感じることもできます.不思議なことですが,僕には,この歌詞のような経験は全くないのですが,この歌を歌っていると,なぜか頭の中で,自分で創り上げた映像が浮かんできます.それもかなりハッキリとした映像なんですね.中学生の頃から,そのイメージが浮かんでくるんですね.不思議ですね.それも歌詞そのものの・・・.なごり雪って,いったいどんな雪だぁ?と思っている方もいらっしゃるでしょう.僕の創り上げた映像では,牡丹雪なのです.

 

2005/02/04金曜日

「人と話すことの楽しみ」

僕は一般的には「おしゃべり」に属するのでしょう.人と話すことが好きですね.やや一方的であったりすることが短所ですが.では,いつ頃から,このようにマシンガントークになったかを思い返してみました.

高校生はなぜか,いつも不機嫌であまりしゃべらないという印象がありますが,僕も高校時代は一応このような振る舞いをしていたと思います.なぜでしょうか.今思うと,自分自身に自信がなかったのだと思います.それを他の人たちに知られたくないから,黙り込み,人と接することを拒んでいたのではないでしょうか.何を隠そう,この私でさえも,工学分野であれば機械などに接していれば良いのだから人と話さなくて済むと思ったことが,現在のような工学分野への進路を決めた要因の一つになっています.実際,この考え方は甚だ間違っておりましたが・・・.でも,このような理由から工学部を進路として選択したという人もかなりいるものと思います.自信を持って人前で話すことができるようになったのは,やはりそれなりの実績を積み,自分に自信を持てるようになってからではないでしょうか.

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