家路の車窓

2005/08月号

2005/08/03水曜日

 

「長澤まさみという女優さん」

先日,「世界の中心で,愛をさけぶ」の映画版をDVDを借りてきて観ました.同じタイトルのテレビドラマをちょっと見かけたことがあったので「どんな映画なのかなぁ」と思っていました.テレビのコマーシャルなどでも,いくつかのシーンを見ていたので,おおよそのストーリーは予測できました.映画の感想は今回,まぁ置いておくとしましょう.

今回の話題は,この映画で白血病に倒れていく女子高生役の女優さん,長澤まさみさんについて書きたいと思います.率直に言って,最近の女優さんでは,一番かわいらしいと思いました.最近よくテレビに出ている女性タレントたちと比べたら,断然かわいらしいですね.顔はあまり特徴が無いようにも思いますが,笑顔がとても良いですね.

「世界の中心で,愛をさけぶ」は映画の内容はともかく,僕とほぼ同年代のお話なので,「確かに,高校生時代はこんな感じたっだたなぁ」と共感するものがいくつかありました.例えば,無人島で見つけたカメラを使って写真を撮るシーンがあるのですが,そのとき,長澤まさみさん扮する女子高生は,Vの字が正面から見てしっかりと見えるピースのポーズをとりました.僕の時代のピースポーズは確かにこうでした.最近はみんな,右手でピースのポーズをするとき,中指が人差し指の約45度の角度で前に位置するピースをしますよね.また,この女子高生が親にウソをついて無人島に来たことを,一緒に来た男の子に話していたとき,「ちょっと罪悪感・・」という言い方とか,なんか良いですよね.そして何よりも,長澤ひとみさんの持つ優等生的雰囲気に,僕の時代の人は憧れてしまうのではないでしょうか.勉強ができ,運動神経もよく,かわいくて,何でもできて,でもみんなにすごく好かれている人って,確かにいたような気がします.文化祭の演劇でのジュリエット役の投票でも,投票結果を見ることもなく,うちわで顔を扇ぎながら外を眺めていても,ジュリエット役に選ばれてしまう.そういう人は確かにいました.だいたい学級委員だったりするんですよね.長澤まさみさんは,そんな雰囲気を持っている女優さんですね.

高校生の頃は,こういう女子に憧れたものです.ただ残念なことに,長澤まさみさんを見て単に憧れるだけでなく,「レイナ(長女の名前です)もこんな女の子になってほしいなぁ.」とか「トモキ(長男の名前です)も,こんな彼女つれてこないかなぁ」等と,すっかり父親の視点になってしまっていることに,個人的には驚いています.

 

2005/08/03水曜日

 

「結婚式の際の心境の変化に驚く」

先日,大学の後輩の結婚式に出席させていただきました.後輩といっても,15歳ぐらい年下の後輩です.大学や職場の同期の結婚式にはたくさん出席してきました.妻の友人の結婚式にも数多く出席しました.この頃は,司会を頼まれることが多かったことと,自分も既に結婚していたこともあって,結婚式に出席しても,「うまく司会をこなさなければ」とか「どんな料理かな」とか,そんなことばかり考えながら出席していました.

ところが,先日の後輩の結婚式では,新郎新婦の紹介ビデオが映写され,小さい赤ちゃんの頃から現在までのご本人たちの成長と出会いまでの思い出の写真が紹介されました.そしたらなんと・・・・映写された新郎新婦の小さい頃の写真が,今現在の私の長男や長女の写真とダブって見えてしまって,自分の子供たちが結婚するときをイメージしてしまいました.他人の結婚式に出席して,自分の子供たちの結婚を想像するなんて初めてのことでした.新婦さんの5歳くらいの頃,お父さんと一緒に写っている写真が映写されると,僕と一緒に撮った娘の写真とダブって見えてしまいました.いつか,娘と一緒に写っている写真も,娘の結婚式で思い出の写真として紹介されるのかなぁ,なんて思ってしまって・・・

新郎も,お父さんの経営している料理屋さんのお手伝いをしているときに撮った写真でしょうか,板前姿の写真を紹介していました.お父さんから見れば,「俺の息子も一人前の男になったなぁ」と思った写真だと思います.いつかうちの長男坊主も,こんな写真を撮るときが来るのでしょうか.

いったい,どうしちゃったのでしょう.すっかり親父くさくなってしまった今日この頃です.

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