家路の車窓
2006/02月号
2006/02/08水曜日
「社会における必要性にも目を向けて」
ちょっと,かたいタイトルですね.説教っぽくなっちゃうかなぁ.テレビ等でも教育評論家とかいう肩書きの方々をはじめ,「若い人達は,自分のやりたいこと,夢を持ちなさい」とおっしゃっているのをよく耳にします.親である自分も,子供たちにこのように言っているのでしょう,きっと.小学生では,確かに,大きな夢を持って生きてもらいたいと思うし,そうでなければならないと思います.
しかし,僕が教育の現場で一緒にいる学生諸君は,卒業すれば社会に飛び立つ人達です.もちろん,夢を持っていて欲しいと思うし,「こういうことがしてみたい」と語ってもらいたいと思います.しかし,これに加えてもうワンランクアップしたことを語ってもらいたいと思うことが良くあります.それは,“自分の夢が,どの程度社会から必要とされているか”についても語ってもらいたいと思います.自分がこうしたいと思うのだから,社会でも必要なのだという主張ではダメです.それでは単なる独りよがりです.社会における必要性を主張するためには,その論旨に客観性が必要です.政府や地方自治体が発信する様々な中長期計画から商店街の寄り合いなどでの語らい等にも耳を傾けたり,新聞やメディアの情報などにもアクセスして,自分がやってみたいことが,どの程度,社会から要求されているのかを良く考えてみていただきたいと思います.
2006/02/08水曜日
「インフルエンザ」
いや〜,久々にインフルエンザに感染し寝込んでしまいました.風邪をひきにくいと自負(?)していたのですが,最近はそうでもなくなったような気がします.体力が落ちているのかなぁ.一番の理由は,子供たちと一緒にいる時間が多いということかもしれません.子供たちは,学校や保育園で風邪の菌をよくもらってくるものです.集団生活ですから仕方ありません.そして,夜寝るとき,父親である僕がベタベタと子供たち(最近では,もっぱら娘の方ですが)とくっついて寝ていますので,うつらないわけが無いですね.
木曜日の夜に発熱しましたので,翌金曜日はしっかりと寝て,医者にもかかってタミフルを処方されて,土曜日には熱も下がりました.この金曜日は,ちょっといつものサイクルとは異なる生活をしたこともあり,熱があったのですが,なんとなく楽しかったですね.午後3時ごろのテレビ番組を見たりして.本当は寝ていなければならないのでしょうが,皆さんも経験があると思いますが,午後ぐらいになると,もう寝すぎて身体が痛くなって寝てられないという感じでした.
午後2時〜4時ぐらいのテレビ番組は,ほとんどがワイドショーかドラマの再放送なんですね.僕はこのとき,「白い巨塔」の再放送を見たのですが,なんとなくとても懐かしい番組を観ている様な気持ちになりました.その後のアニメも,ちょっと懐かしいなという気分で観られるものでした.たまには,休んで,この午後2時〜4時ぐらいのテレビ番組を眺める(そう,見入るというよりも“眺める”という感じです)のも,なんとなくリフレッシュできるような感じがします.インフルエンザのおかげで,新しい発見をしました.