家路の車窓

2007/011月号

2007/11/01木曜日

 

「納豆の香り」

今,青森県の三沢に,学生3名と一緒に来ています.ある研究プロジェクトに関連して現場に来ていて,3名の学生さんは関連する修士研究や卒業研究を進めている人たちです.ところで全く話は変わるのですが,滞在したホテルで食べた朝食に,納豆がありました.特別なものではありませんが,つい先日のある出来事と今回の三沢で食した納豆から,タイトルの通り「納豆の香り」を再認識しました.

実はつい先日,所属する大学において,学生主催による国際会議というものが開催されました.皆さん,すごいでしょ,学生主催ですよ.すばらしいことですよね.およそ80名ぐらい国内外から学生さんが集まったのでしょうか.僕が交流している大学の先生の研究室からも,数名の学生さんがいらっしゃいましたので,是非,茨城県の味を食していただきたいと思っていました.

ということで,懇親会が終わって2次会に行こうということになって,茨城県水戸駅周辺でお店を探しました.もう少し寒くなれば,“あんこう鍋”と思っていたのですが,まだちょっと時期が早かったですね.ということで,少しモダンな感じのお店に入ることにしました.

メニューを見ると,水戸ならではということで,納豆をいろいろ使った料理がいくつかありましたので,それを注文しました.そして,その料理が出てきたところ,福岡や山口や京都からいらっしゃった学生さんたちは,「うわぁ〜,何,このにおい」とおっしゃられて・・・.僕は「うん?何?あ〜,納豆の匂いだよ」と.そう,納豆の匂いにびっくりしていました.

福岡や山口や京都からいらっしゃった学生さんたちも納豆は食べたことがあるけれど,こんな匂いはしないと言っていました.でも,僕にとって,その匂いは普通の納豆の匂いだったんですね.水戸出身の我が大学の学生さんたちも,「納豆の匂いはこれだよ」って感じでした.

さてたった今,青森県三沢のホテルの朝食で納豆を食べました.確かに,納豆の匂いがしません.匂いのない納豆に,むしろ,ビックリしてしまいました.そうだったんですね.納豆の匂いが苦手という人が多いことから,このように匂いのきつくない納豆が製造されているのかもしれませんね.でもほぼ毎日茨城県で納豆を食べている僕にとっては,あの匂いのある納豆の方が,まさに納豆という感じでおいしいと思います.

 

2007/11/01木曜日

「野球観戦の思い出」

僕の亡き父も小学校・中学校時代に野球をやっていたことを,父から聴いたことがあります.左利きのピッチャーだったとのことで,「“いさむちゃんが,石を左手に持ったぞ,にげろ〜”とよく言われたもんだよ.そして逃げる子の“かかと”を狙って当てたもんだ」というお話が父の自慢でした.結局,僕は野球を習うことはなかったのですが,小学校のときにグローブと木のバットを持っていたことは憶えています.きっと誕生日とかに父が買ってくれたのでしょう.父とキャッチボールをしたことも憶えていますが,鮮明に憶えているのは,家の前の小道がT字路になっていて,その壁に向かってボールを投げては返ってくるボールをキャッチした遊びです.壁にはミラーが立っていて,そのポールに当てればストライクと自分でルールを決めて,他の人が見れば単調な行為に見えるのですが,飽きもせず,繰り返しやっていました.中学生になっても,受験勉強の合間にとか言って,この遊びをしていました.この遊びの合間に,受験勉強をしていた感じですが・・・.

そんな程度の野球との付き合いでしたが,父は僕と兄を何度か野球観戦に連れて行ってくれました.主に,後楽園の巨人戦でしたね.はじめて観戦したのは,巨人VS広島戦だったと思います.巨人には,王選手も長島選手もいました.広島には,衣笠選手が在籍していたように思います.当時の巨人は,めちゃめちゃ強く,王選手と長島選手がそれぞれホームランを打ちました.外野席で観戦し,父は携帯用のラジオを持ち込み,実況中継放送を聴きながら観戦していました.ホームランが出ると,外野席の前方で噴水が上がったんですね.子供心にとても興奮したことをよく憶えています.それから,早慶戦もバックネット裏で観戦した記憶があります.バックネット裏から見る早稲田大学の応援が,ものすごくかっこよいと思いましたね.その十数年後には,その応援席で応援したのですけれどね.野球はやるのも面白いですが,観戦するのもなんとも楽しいスポーツですね.

 

最近の野球観戦

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