家路の車窓

2010/08月号

2010/08/02火曜日

 

「湊かなえの「告白」を読んで」

湊かなえの「告白」,映画で話題になっていますね.この「告白」は,正味,通勤電車の中で3日程度で読んじゃいました.大学で一緒にお仕事している方から「キネマの神様」っていう本が面白いと教えられ,「それじゃぁ」ということで,図書館に借りに行こうと思ったら,棚卸しで2週間の休館とのことでした.あらら・・と思いつつ,それでは,本屋で買おうと思って向かったら,平積みされている文庫本「告白」が目に付いて,つい買っちゃったということです.

僕は,基本的に,通勤電車の中で読書をするので,単行本は重くてダメなんですね.それから,3冊ぐらいの本を,並行して読む癖があります.多いときは,5冊ぐらい,リュックサックに入っています.月曜日はこの本,火曜日はあの本・・・というようにです.まぁ,テレビドラマを見る感じですね.結構これ,お薦めですよ.ただ,リュックサックの中に35冊の文庫本というのも,重いですが.今は「相棒」や「閃光」,「奇跡の人」がカバンの中に入っています.

こんな感じで,「告白」を手にとって読み始めて,う〜ん,宮部みゆきの「模倣犯」の模倣のような感じもしました.ちょうど長男坊主が,中学2年生なので,「え〜?」って感じでもありましたが.感想は,一言,“えげつない”です.

僕にも,いじめられた記憶があります.小学2年生のときに転校したのですが,転校先の地元の子供たちにからかわれたことを記憶しています.まぁ,1学期程度ですから,3ヶ月くらいでしょうか.でも,当時の僕にとっては深刻なことでありました.その後,そいつらと喧嘩をしたりしながら,次第に溶け込んでいきました.そして,いつの間にか,僕をいじめていた奴らと仲良く遊んでいましたね.奴らは,僕をいじめていたつもりはなかったのかもしれません.そして,中学生になっても,楽しく過ごしていましたね.あれから随分と時を経て,中学の同窓会などがあると,同級生から「そういえば,オレ,随分とお前にいじめられたよなぁ」なんて,反対に言われてしまう始末です.「え〜,そうだったかなぁ?」と思うのですが.そんな感じで育ってきたので,“えげつない”「告白」には,あまり共感しなかったというのが僕の本音ですね.しかし,あの映画があたっているということは・・・ちょっと怖い世の中ですね.

僕の研究室に置いてある雑多な本です.地下構造学という講義を担当していることもあって,トンネル建設に関する図書が多いような・・・.「高熱隧道」なんて,3冊持ってた・・・.

 

2010/08/02火曜日

 

「金髪と茶髪の違いに関する世代間の相違」

先日,学生さんたちと入学したての頃の髪の毛の色について話していました.そのときに,僕と学生さんとの色に対する認識に違いがあることが分かりました.僕だけではないと思いますが,40代の人にとって,金髪も茶髪もあまり違いがないという認識ではないでしょうか.ですから,黒髪ではなく,少しでも色を脱色し黄色くしていれば「金髪」と呼んでいるのではないでしょうか.ところが,学生さんは,「金髪ではないですよ.茶髪ですよ」と言っていました.確かにそうかもしれません.でも,どこからが金髪で,どこかまでが茶髪か,それが良く分かりません.

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