家路の車窓

2011/09月号

2011/09/13火曜日

 

「キャンディーズ」

スーちゃんが逝ってしまいましたね.絶対にかなわない願いだったでしょうが,キャンディーズの再結成した姿を見たかったですね.でも,彼女たちは,絶対に再結成などしなかったでしょうけれど.ポリシーを持った三人でしたからね.キャンディーズは,僕が中学生・高校生の頃に,夢中になったアイドルでした.僕の兄貴は,ミキちゃんが好きとか言っていたかな.“わな”のシングルレコードを買っていたような記憶があります.僕はランちゃんファンでした.彼女たちが“年下の男の子”を歌っているときは,自分のことを歌われているような妄想を抱いて聴いていました.僕は,ランちゃんが歌詞を歌うとき,語尾がちょっと裏声っぽくなるところが好きでした.当時は歌番組が多く,歌手の歌う姿もよく見られましたが,なぜかラジオ番組も若者に人気で,キャンディーズがMCをしていた番組も聴いていて,その声を聴きながら,やっぱり妄想していました.

キャンディーズを知ったのは,“年下の男の子”でブレイクする前で,ドリフの「8時だよ,全員集合」にアシスタントっぽい役割で出演した時でした.その頃は,スーちゃんが真ん中にいたんですよね.でも元来の端っこ好きからか,ランちゃんに目がいってしまいました.当時からなんとなく,ランちゃんは,お姉さんっぽいところがあって,14歳の東京の男の子を釘づけにしてしまいましたね.

高校2年生の昭和5344日に,当時の後楽園球場で,彼女たちは解散コンサートをしました.やっぱりショックでしたね.なんとなく,憧れた隣のお姉さんが遠くに引っ越してしまうような寂しさがありました.解散に際して創作された“微笑みがえし”は,そんな気持ちをよく言い表した曲ですね.

以前,ランちゃんの旦那さんの水谷豊さんが,テレビ番組で,「年に一度,私の家で三人が揃うんですよ.キャンディーズがいるんですよ,そこに.」と,ちょっと興奮気味に話していたのですが,それを聞いたとき,正直うらやましいと思いましたね.水谷豊さんも,僕と同じで,キャンディーズ妄想癖があるようです.でも,もう二度と三人が揃うことはないんですね.寂しいですねぇ.

 

2011/09/13火曜日

「今どきの中学3年生の体育祭」

先日,中学3年生の長男の体育祭に参加してきました.またまた,綱引きに参加しましたが,僕たちのチーム(○○団というらしいです),つまりは長男のチーム(団)になるわけですが,最下位に終わりました.まったくもって,面目なく・・・.しかし,長男のチーム(団)は,その他の多くの種目や応援合戦で優勝して,総合優勝しました.長男も,徒競走やその他の競技でそれぞれ1位をとって,チーム(団)の総合優勝に貢献したようです.

ところで,僕が驚いたのは,優勝の賞状などの授与の後,閉会式があったその後の出来事です.今年は,長男の中学生最後の体育祭ですから,最後まで観ようということで,ずっと観ていると,閉会式の後に「解団式」なるものを始めました.解団式とは,チーム(団)ごとに集まって,体育祭のために構成された13年生からなるチーム(団)のメンバーで,練習時の思いや体育祭での喜びや悔しさをメンバーで共有しようという主旨のもののようです.チーム(団)のメンバーが全員,車座になって,自分の思いを,メンバーの前で吐露するのです.泣いている男子もいますし,ひやかす女子もいます.でも,皆,真剣に体育祭に臨んでいたんだろうなぁと思うばかりです.

思えば僕にも,同じ中学3年生の時はあったわけですが,こんなにも熱く取り組んでいたという記憶はありません.今の中学生は,みんな,良い子なのでしょうかね.一人ぐらい,「ふん!」という子はいないのでしょうか.20年も前の金八先生のドラマでも,クラスのみんなに馴染めず,アウトローな行動をする生徒を描写した役柄もありましたよね.あのような生徒は,僕が中学生の頃は,必ずいたように思うのですが,今はいないのでしょうかね.素晴らしい教育の成せる技なのかもしれません.しかし,本当に良いのかなぁなんて,天邪鬼の僕は思ってしまいます.破天荒な生徒も,いて良いんじゃないでしょうかね.

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