家路の車窓

2012/6月号

2012/06/05火曜日

「自分の研究室」

大学の教員は,“研究室”と称する個室が与えられています.おそらく,どこの大学も,そうだと思います.この個室は,もちろん,教員の研究と教育を行う場でありますが,ある意味,教員が勤務時間中,滞在する空間でもあります.そんな滞在空間でもありますから,教員によっては,コーヒーメーカーを置いたり,お菓子を置いたりしています.泊り込んで研究に没頭する人もいるでしょうから(僕は,しませんが),仮眠するための簡易ベッドなんかも,置いている教員もいるのかもしれません.

では,僕の場合はどうでしょうか.僕は,ほとんど“生活臭のしない研究室”を心がけています.コーヒーメーカーやお茶道具は,いっさいありません.お菓子は・・・学生さんが相談しに来たときにあげる一袋100円の飴玉を置いているぐらいです.“生活臭のしない・・・”とか言いましたが,本音は,洗い物を出さないようにしているということです.コーヒーメーカーやお茶道具を置いちゃうと,使用済みのコーヒーパウダーやお茶の出しがらが排出されちゃいますし.

だからといって,コーヒーやお茶を飲まないということではありません.所属学科の事務室には,ポットやコーヒーセット,お茶道具が用意されているので,朝,大学に出勤した直後や午後3時ごろに,それで作らせてもらって,お仕事中の事務の方とお話しながら,まったりとコーヒーをすすったりしています.くつろぐひと時ですねぇ.

つまり自分の研究室は,かっこよく言えば,戦場のようなものかもしれません.お仕事に没頭するための場所なので,むしろ,くつろぎに必要なものを置かないようにしているのかもしれません.確かに,研究室にいるときは,いつか話したような,何かを睨むような目つきをしているような・・・おぉ,まさに戦場なのかもしれません.こう考えてみると,確かに,「さて,コーヒーでも飲んで一休みするかぁ」と思うと,いつものコップを持って,事務室にコーヒーを作りに行っていますね.そして,事務の方とお話していたり,学生の部屋に行って,コーヒーを飲みながら学生と話していたり・・・.そして一服が終わると,「さて,もうひと踏ん張りするかぁ」とか言って自分の研究室に向かいますね.やっぱり,戦場のような仕事場なのかもしれませんね,自分の研究室は.

 

左:2010/7/283.11大震災前の研究室の様子,右:2011/04/18,大震災被災から復旧直後の研究室の様子

いずれも,生活臭がありません.それで,いいんです!

 

2012/06/05火曜日

Facebook

これを読んでいる人の中にも,Facebookをやっているという人がいると思います.僕も1年前ぐらい,確か3.11の大震災の少し前ぐらいに,高校の友人のご招待から始めたように記憶しています.たわいもないことを書き留めて,友達に公開しているという点では,この家路の車窓となんら変わりませんが,携帯電話で書き込めるという利便性でしょうか,結構,つぶやいています.まぁ,電子的に会話している感じですかね.この家路の車窓では,それなりのまとまったことを書こうと思っていますし,書いているうちに,もやもやしていた思考が明確になって,講義などで活用できることもあるのですが,Facebookでは,まず無いですね.

しかし,あの大震災直後でも,Facebookでは連絡が取れましたので,安否の確認などでは,有効な通信手段であると思いましたね.当時,皆さんから心配していただいたメールを数多くいただきました.Facebookは,過去ログも残っているので,そういうことも記録されていて,「あぁ,そうだったなぁ」と思い出すことができます.まぁ,いろいろな利便性があるのでしょうね.とりあえず,もう少しFacebookとお付き合いしています.

ところで,どうして,あのFacebookがお金儲けにつながるのか,それがどうしても分かりません.僕の場合,広告って,ほとんど認識していないですけどね.

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