家路の車窓
2012/10月号
2012/10/09火曜日
「マイクロは,ミリの千分の一です.小学校で教える必要がありますね.」
2011.3.11以降,マイクロという単位が,世の中で頻繁に使われ,報道でも出てきますね.理工系の人にとって,このマイクロという単位は,頻繁に使うので,特別難しいと思うことはありません.いやいや,そもそも難しいものではありませんよね.
だって,メモリースティックのメモリー容量の単位を考えてみてください.1B(バイトと読みますよね),1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)というように,1000倍ずつ単位の読み方を変えていきますよね.長さの単位も,mm(ミリメートル),m(メートル),km(キロメートル)というように,1000倍ずつ単位の読み方を変えていますね.それでは,長くなるだけではなく,mmの1000倍小さいもの,つまり1000分の1に相当するものがあってもよいわけです.それを“マイクロメートル”と呼ぶわけです.要するに,マイクロはミリの1000分の1ということです.
これって,現代の小学生も習得するべきと思います.難しいという先生も多いですが,そうでしょうか.今の小学生は,難しい漢字を,宿題で何度も何度も書き順も含めて練習していますよね.あれと同じように学習すれば,習得できると思います.いや,このような日本になったのですから,難しいというのは理由になりません.習得しなければならないと思います.
ところが,このマイクロが如何に知られていなかったかを,あの東日本大震災以降に,認識しました.まぁ,それ以前も,うすうす分かっていましたけど,「まぁ,いいか」という気持ちでしたが,あの東日本大震災を経験してしまった日本人は,少なくとも,マイクロという単位を正しく認識できる程度に習得する必要があると思います.つまり,小学校でマイクロを教える必要があると思います.