家路の車窓
2013/04月号
2013/04/4木曜日
「親の子への気遣い」
卒業式を終え,新年度が始まりました.この節目に当たり,研究室に在籍していた卒業生の親御さん,現在,研究室に在籍している学生さんの親御さんに,お会いすることがありました.私も,大学生よりも少し下の学年の子供たちを持っているので,親御さんたちが思う子への気遣いが分かりました.僕は,研究室に在籍している学生さんたちを技術者の卵,いやむしろ,若手の技術者としてみて接しているので,親御さんの前にいる学生さんたちの立ち振る舞いに,不思議な感じがしましたね.親御さんの前では,学生さんたちも,いかにも子供という立ち振る舞いになるんですね.それから,親御さんの思いを聞いていると,学生さんがいくつになっても,小学生だったときのように,気遣いをしています.身体をこわしていないか,扁桃腺を腫らしてはいないか,という感じです.僕は,教員の目で学生を見ているんだなぁと思いました.
その一方,自分の子供たちには,おそらく訪問いただいた親御さんと同じように,高校生・中学生になった自分の子供たちであっても,幼稚園の頃のような気遣いをしているのかもしれません.確かに,ちょっと体調が悪いと言われると,ものすごく心配になります.おそらく親は,自分の子供が,いくつになっても,気遣いをするのでしょうね.