家路の車窓
2012/02月号
2012/02/03金曜日
「2011年の研究室忘年会は・・・夜通し・・・・」
いや〜,昨年の我が研究室の忘年会は,大変でしたね.結局,夜通し飲んでしまうという・・・50歳を目の前にして,「いいかげんにしなさい!」という声が聞こえてきそうです.毎年,研究試料の提供や実験装置の製作でお世話になっている会社,交流のある大学の先生や企業の方々,OB/OGも,お誘いして研究室の忘年会に参加していただいています.昨年度はなんと,43名の方々が参加されました.ちょうど海外から短期留学で来ていた学生さんもいましたね.ちょっとモダンなお店を貸切状態にして,2階だったんですけど,床が抜けちゃうんじゃないかななんて,思ったりもしました.
それから,この忘年会では,毎年,500円程度のクリスマスプレゼントを各自用意して,くじを引きあって,それぞれ交換し合っています.この行事は,もう10年以上も前に,当時所属していた女子学生の発案でした.もうなくてはならない恒例行事になりました.プレゼントは,一応,500円程度と言っていますが,いろいろ考えていると大幅に予算をオーバーした,いわゆる“当たりプレゼント”も出てきます.まぁ,以前の忘年会では,サンタさんの赤い衣装をモチーフにしたミニドレスが,僕に当たってしまうということもありましたけど・・・(酔った勢いで,これを着て皆の前に登場もしました.).
昨年の忘年会もそんな感じで盛り上がってしまって,結局は興奮状態になって,終電を逃すという・・・事態でした.最後は,牛丼屋さんで始発電車を待つという情けない状態でした.まぁ,ある意味,思い出ですけれどね.
大学の教員になって2回目ですね.OB/OGの人たちと新宿で飲んでいたら「せんせぇ,帰るんですかぁ」とか言われているうちに,終電が出発してしまいました.さすが社会人のOB/OGは,心得ていて,また,新宿という土地柄か“あっ”という間に,「朝までカラオケボックスを取りました!」と言われて,そこで歌い続けたこともありました.
もう50歳にもなるのに,何やっているんだろうと思うばかりですが,学生時代は,いつもこんな感じでしたね.しかし,もういい加減,こういうことのないようにしたいものです.
左:集合写真アップしちゃいました.不都合のある方,ご連絡ください.削除しますので.右:僕の寝顔??寝た記憶は,まったく無いんだけど.
2012/02/03金曜日
「そういえば,大学生の頃,福島県に,よく一人旅に出ました.」
2001年8月の車窓にも書きましたが,僕は,大学生の頃,よく一人で旅に出ました.浪人時代に,模擬テストで出題された現代国語の問題文の内容に共感をおぼえて,大学生になったら絶対に一人旅をしようと思っていて,晴れて大学生になって,主に夏休みに,一人でぷらっと旅に出たものです.母親に,「じゃ,ちょっと,どこかに行ってくるね.帰りは,一週間後かな.」とか言って.一応,両親たちも心配したので,毎日夜に公衆電話から連絡して居所を伝えると「へぇ〜,今,そんなところにいるの.」と.
両親には,模擬テストで読んだ文章の内容を話して理解も得ていたと思います.正月など,家族で実家に帰ると,母親も懐かしそうに我が子たちに「あなた達のお父さんは,大学生のころ,よく一人でどこかに行っちゃってたのよ.」なんて話しています.そうでしたね.懐かしいですね.
実は,Facebookを通じて交流もしているお友達が福島で活動していて,福島県の信夫山にある護国神社の写真をアップしていて,それを見た瞬間に,「そうだ.僕は大学生の頃,なぜか頻繁に福島県に一人旅に出ていたなぁ.」と思い出しました.
先の信夫山も登って,山の中腹ぐらいで,カメラのセルフタイマーをセットし道端において,ピースサインをしながら,バックには福島市内の風景,確か,競馬場があったんじゃないかな,そんな写真を撮ったことをおぼえていますね.その写真は,顔がはっきり写っていなかったけど,当時驚くことに,その時だけパーマをかけていて,オバサンぽいシルエットになった写真があったと記憶しています.そんなことを考えていたら,なんだかでっかいワラジがあった場所や阿武隈洞に磐越東線の最寄駅から歩いて行った時の景色,磐越西線の中でおばちゃんにもらったミカン,猪苗代湖あたりを自転車で散策した夕暮れの色を思い出しました.もっともっと思い出してきた.自転車で走った“フルーツライン”とか言った道の端に店を出していたオバちゃんに,皮がちょっといたんでいたけれど,それまで食べたこともなかったほどおいしかった桃をもらったり,どこかの町に自転車で入って,疲れたので飴玉を買おうと思ったら,僕のあやしい風貌から「どこから来たの?」ときかれて,「東京です.」って答えたら,「おやまぁ,それじゃ,お代はいいよ.飴玉はあげる.」と言われことも思い出しました.磐梯山に登って,疲れた足を引きづりながら,その日に予約したユースホステル(磐梯ユースだったかな?)に向かう途中,行き先もよくわからないバスで向かって,途中,大雨にふられて,大嫌いなカミナリの中,ずぶぬれになって走ってやっとたどり着けたり,そうかと思えば,とても口うるさいペアレンツのいるユースホステルで,小さくなって宿泊したり,同室の人が怖くて落ち着いて寝られなかったり.
いろいろな青春の思い出を,福島県内で作っていました.今(2012/1/16の18:00すぎに),思い出しました.そんな福島が,今,悲鳴をあげています.僕の青春の一ページを作ってくれた福島県です.自分の役割で,その復興に尽力したいと思います.
【福島の,懐かしい旅,思いだし,変わりし冬に,願う復興】